
1962年武蔵野美術学校工芸工業デザイン科を卒業。工業デザイン研究室に副手、助手として勤務。次いで教員として工業デザイン専攻、短大通信教育部デザイン科を担当、その後デザイン情報学科の設立、続いて学部通信教育課程設立に参画。2009年3月停年による退職。
大学勤務の傍ら広田工業デザイン事務所において製品デザインに従事。その後東京電気株式会社(現東芝テック) 技師長室嘱託として製品設計、デジタルフォントデザインを行う。株式会社リコーのフォント開発のアドバイザー、日本規格協会「文字フォント開発・普及センター」フォントライブラリー委員会委員長を歴任。製図教育、製品 のイメージ評価に関してそれぞれの関連学会で発表。大学においては、紀要や共同研究に活字書体の可読性や活字書体に関する研究がある。「第6回機会デザインセン ターコンペ」センター賞受賞。
1965年以来プライベートプレス工房「溝活版」を主宰して、端物印刷と活字に関する関心を持続してきた。
作品の展覧会による発表「溝活版展」を3回。グループ展、専門誌への寄稿など多数。著作では、『活字礼讚』1991年活字文化社(共著)『猪瀬印刷・活版部門の記録』2002年(共著)、『活字の歴史と技術』(共著)樹立社がある。
1994年大学在外研究員として在欧1年の成果を「横溝健志写真展」(アユミギャラリー)で発表、以来毎年の個展による発表を続け、2010年4月で14回目の 開催となった。
主に中東、中央アジア、東欧など海外取材で、都市景観の細部に注目したシリーズ「自らも意図しな いのに」と、家屋倒壊の残映を記録する「となりの形見」、 各地の牛乳受け箱のたたずまいを取材した「朝の記憶」を発表している。いずれも、使命を終えたモノの織りなす風景に親しみを込めてテーマとしてきた。
著書に『思い出牛乳箱』BNN出版(2009年)、写真集『アジア物語』翔泳社(1994年/共著)がある。